ねぎ嫌い

思いついたことをてきとうに。

2017-08-25 “Learning How to Learn,” the most popular course on Coursera

原文:www.nytimes.com

Couseraにおいて、最も受講されている講座「どのようにして学び方を学ぶか」についての話。

講座の中で、物事を学ぶにおいて大事な4つのスキルがあるという。

  • フォーカスする/しない
  • 休憩する
  • 実践する
  • 自分自身を知る

フォーカスする/しない

脳には2つの思考の状態がある。
1つはフォーカスをしている状態、もう1つは拡散している状態。
フォーカス状態は、学びの対象について集中している状態である。
拡散状態は、脳が休息し、ニューロンの結合が行われ学んだ情報を定着している状態である。
だからこそ集中した後に休息する必要がある。

休憩する

上記の集中・拡散状態を達成するために、ポモドーロテクニックと呼ばれるものを推奨している。
これは、キッチンタイマーを使用して、25分間の集中した作業と、拡散状態にするための休憩を含む短時間の報酬を与える。
報酬には、歌を聴いたり、散歩したり、リラックスした状態になれる何か気を紛らわすことの出来ることをする。
この報酬を受け取っている間、脳はそのタスクについて考えていないので、潜在的に情報を定着させることが出来る。

追加の効果として、 タイマーを設定する儀式は「先延ばし」を克服することを助けてくれる。
誰しも、嫌いなことを考えるのは脳に苦痛を与えるだけである。
このテクニックは、心を集中させ、嫌いなことを考えずに作業に没頭できるのを助ける。

実際に25分の集中はやればやるほど簡単になる。

実践する

チャンキングは必要に応じて再活性化できる神経回路のパターンの生成プロセスである。
研究では専門技術を訓練するのために、よく訓練された神経回路のチャンクの精神的なライブラリが必要であるとしている。

実践は手続きを流暢にもたらしてくれるとする。
例えば車の車庫入れを例にすると、始めは脳が情報のインプットに圧倒されてしまうが、
実践を何度も繰り返すと何も考えずに車庫入れが出来るようになる。

チャンクはチャンクの上に構築される。
知識に基いて構築されたニューラルネットワークはより大きく成長する。
例えば、長いミュージックを思い出せたり、複雑なフランス語のフレーズを思い出せたりするように。
より低レベルな数学の概念をマスターすることでより複雑なものを習得できる。

自分自身を知る

学びの方法は人によって全く違うということを理解する。
情報にすぐ飛びつく「レースカーの脳」を持つ人や、
情報を同化させるのに時間がかかるものの、ハイカーのようにより細やかなことに気づく「ハイカーの脳」を持つ人など。
強みと弱みを認識することが新しいものごとをどのように学ぶか、を知るはじめの一歩である。